事務の仕事で役立つ資格とは? | ハロ!わくおさん

事務の仕事で役立つ資格とは?

昨今、女性を中心に人気の高い事務のお仕事。事務系の業務が多様化し、求められるスキルも多彩になってきています。「転職やキャリアアップに有利な事務系の資格を知りたい!」そんな方に今回はおすすめの資格をご紹介致します。

日商簿記は知名度の高い資格であり、事務系の資格の代表として思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。さまざまな企業で講座を開催していることが多く、簿記には他にも全商簿記もありますが、一般的には日商簿記を指すことが多いです。簿記の資格を保有しておくことで、会計の知識が身につき、幅広い事務職で有利になります。商業簿記や会計・経理業務に役立つスキルを習得できる資格で級が上がるにつれ学習する範囲が広くなり、1級では会計学や原価計算など、より専門的な内容を学びます。経理事務に就業する場合、会計や経理処理の知識を必要とするため、習得しておくと業務をスムーズに行えるでしょう。資格試験としての難易度は比較的やさしく、100点満点中70点以上で合格できます。

秘書検定は、電話や来客対応のマナー・正しい敬語の使い方など、ビジネスマナーのスキルを証明する資格です。学生の受験者も多く、特に就職・転職時の大きなアピールポイントに繋がります。振る舞い・言葉遣い・しぐさなど社会人としてのマナーを学ぶことができるので、ビジネスにおける基本を学ぶことで、相手に「感じのよさ」を表現し事務職以外でも役立つ場面も多いでしょう。秘書検定は3級から履歴書に記載することができ、就職の際に有利に働くのは2級からとされ、準1級を取得すればさらに有利になると言われています。準1級以上になると試験内容が一次試験と二次試験に分かれ、一次試験の筆記試験に合格した人のみが二次試験の面接に進めます。

ビジネス文書検定では、ビジネスシーンに相応しい言い回しや定形を知識として身につけられます。企業や業界の専門知識や業界用語だけでなく、広く一般に通用するビジネス文書の基本を学ぶことができます。合格ラインは表記技能、表現技能、実務技能の各領域にてそれぞれの得点が60%以上となります。事務職にとって、メール対応や書類作成は毎日のように行う業務です。足りない知識を補う上でも、ビジネス文書検定の資格取得は良い機会となるでしょう。

ITパスポートは年間約20万人が受験する今注目の国家資格で、ITに関する知識だけではなく、企業活動や経営戦略、会計などを幅広く習得できます。情報セキュリティや企業のコンプライアンスなどについても学べるため、数多くの情報を扱う事務職として働く上で役立つでしょう。合格率は50%前後で、他の国家資格と比べると難しくなく、今後ますますITが社会に浸透していくと考えられており、基礎知識を習得することで転職やキャリアアップで有利になる可能性が高くなります。

通称MOSと呼ばれており、WordやExcelなどのオフィスソフトを扱う際に必要な操作スキルがあることを証明する資格です。MOSは約200カ国で共通する資格であり、スペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級者レベル)の2種類から選べます。PC操作が欠かせない事務職において、基本のスキルを学ぶのに役立つでしょう。一般レベルの合格率は約80%と言われています。1万円以上の受験料がかかるため、無駄にならないようにしっかり対策する受験者がほとんどで合格率が上がっているといえるでしょう。

文書情報管理士は文書管理の専門家であることを示す資格です。文書や機密情報の作成から管理・保存方法についての法律や知識を身につけられます。日常的にさまざまな書類や帳簿などを扱う事務職にとって、情報の安全な管理は欠かせません。文書情報管理士はITの急激な変化に沿うように、資格取得後も更新手続きが必要な資格です。更新の際には、手数料3,190円(税込)とオンライン課題の提出を求められます。

いかがでしたか?

一般的に事務職に必須の資格はありませんが転職の際にアピールできるなどメリットが多くあります。即戦力としての期待も高まり採用率が高まることもあるかもしれません。「転職を有利に進めたい」「収入アップを目指したい」そんな方はぜひ、事務職に役立つ資格取得を検討してみて下さい。